初出: 2011.10.29

eduroam接続設定 - Windows 7編

この文書では、Windows 7 に標準添付の802.1Xサプリカントを用いて eduroamに接続するための、設定手順を説明します。 認証方式などは、下表に示されたごく一般的なものを想定します。 もし、所属機関でこれ以外の方式が使われている場合は、 所属機関が提供する設定手順に従ってください。

eduroam認証方式
認証方式802.1X, PEAP
サーバ証明書使用しない
端末(ユーザ)証明書使用しない


設定手順

  1. タスクバーから「ネットワークと共有センター」を開き、 「ワイヤレスネットワークの管理」を開きます。
    (「ワイヤレスネットワークの管理」のボタンが見つからない場合は、 無線LANアダプタが正常に動作していません。)


  2. 追加タブをクリックし、「ネットワークプロファイルを手動で作成します」 を選択します。


  3. ネットワーク名に「eduroam」とタイプします。
    セキュリティと暗号化の種類は、 標準的には WPA2エンタープライズ/AES の組み合わせになりますが、WPAエンタープライズ/TKIP の組み合わせを使用しているアクセスポイントもあります。
  4. 「次へ」をクリックし、「接続の設定を変更します」を選びます。
  5. 「セキュリティ」タブを選択します。
  6. 「設定」ボタンをクリックし、「保護されたEAPのプロパティ」の中で 「サーバーの証明書を検証する」のチェックを外します。


  7. 「構成」ボタンをクリック、「Windowsのログオン名...」 のチェックを外し、OKボタンをクリックします。
  8. OKボタンをクリックして「保護されたEAPのプロパティ」 ウィンドウを閉じます。
  9. 「詳細設定」ボタンをクリックします。
  10. 「認証モードを指定する」にチェックを入れ、 「ユーザ認証」を選択します。 「資格情報の保存」をクリックして、ユーザID(@以降の機関名も必要)と パスワードを入力し、OKを押します。


  11. OKボタンをクリックして「eduroamワイヤレスネットワークのプロパティ」 ウィンドウを閉じます。
  12. この状態でしばらく待つと、自動的にユーザ認証が進み、 ネットワークに接続されます。

再接続の手順

  1. タスクバーからネットワークのポップアップを出して、 eduroamのSSIDの所で「接続」ボタンをクリックすると、 自動的にユーザ認証が進み、ネットワークに接続されます。
    (通常は、eduroamのアクセスポイントが見つかると、 特に操作しなくても自動的に、端末がネットワークに接続されます。)

トラブルシューティング

上記の接続手順ではうまく設定できない。
Windows Vista編の手順も 試してみてください。
(Windowsのパッチの適用状況によって、 操作手順に微妙な違いが生じることがあります。)


設定、ユーザID、パスワードがすべて正しいのに認証に失敗する。
無線LANの電波が弱い場合、1X認証は失敗する確率が高いです。 電波の強い所で認証が正しくできるかどうかを確認してください。
また、無線LANが不安定な場所で一度認証に失敗すると、設定がすべて 正しくても、認証がしばらくの間通らないことがあります。 数分待ってから、電波の強い所で再度試してみてください。


eduroamの認証に成功し、IPアドレスも取得できたが、 外部のネットワークにアクセスできない。
機関によっては、セキュリティ上の理由により、 eduroamによるネットワーク利用をVPNに限定していることがあります。 そのようなサイトでは、所属機関などのVPNサーバに対して VPN接続を行うことによって、ウェブサイトの閲覧などができるようになります。

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