初出: 2009.8.31
eduroam接続設定 - Windows XP編
この文書では、Windows XP
に標準添付の802.1Xサプリカントを用いて
eduroamに接続するための、設定手順を説明します。
認証方式などは、下表に示されたごく一般的なものを想定します。
もし、所属機関でこれ以外の方式が使われている場合は、
所属機関が提供する設定手順に従ってください。
eduroam認証方式
認証方式 | 802.1X, PEAP |
サーバ証明書 | 使用しない |
端末(ユーザ)証明書 | 使用しない |
設定手順
- ツールバーの無線ネットワークのアイコンをクリックして、
「ワイヤレスネットワーク接続」のウィンドウを開きます。
「eduroam」のSSIDを選択し、接続します。
- 少し待つと、無線ネットワークのアイコンのそばに
「次のネットワークにログオンするのに必要な証明書が見つかりませんでした:
eduroam」というメッセージが表示されます。
再び「ワイヤレスネットワーク接続」のウィンドウを開き、
「詳細設定の変更」をクリックします。
- 「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」で、
「ワイヤレスネットワーク」のタブをクリックして、
優先ネットワークのリストから「eduroam」を選択して、
「プロパティ」ボタンをクリックします。
- 「eduroamプロパティ」のウィンドウが開いたら、
ネットワーク認証とデータの暗号化が正しく設定されていることを確認して、
「認証」タブをクリックします。
認証と暗号化の種類は、無線LANアクセスポイントの設定によって
異なる場合があります。標準的には、WPAまたはWPA2 (-PSKの付かないもの) と、
TKIPまたはAESの組み合わせになります。
- 「EAPの種類」を「保護されたEAP(PEAP)」に変更してから、
「プロパティ」ボタンをクリックします。
- 「サーバーの証明書の有効化」のチェックを外します。
- 「構成」ボタンをクリック、「Windowsのログオン名...」
のチェックを外し、OKボタンをクリックします。
- OKボタンをクリックして「保護されたEAPのプロパティ」
ウィンドウを閉じます。
- OKボタンをクリックして「eduroamプロパティ」
ウィンドウを閉じます。
- OKボタンをクリックして「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」
ウィンドウを閉じます。
- ツールバーの無線ネットワークのアイコンをクリックして、
「ワイヤレスネットワーク接続」のウィンドウを再び開きます。
「eduroam」のSSIDを選択し、接続します。
- 少し待つと、無線ネットワークのアイコンのそばに
「次のネットワーク接続のための証明書またはその他の資格情報を
選択するには、ここをクリックしてください: eduroam」
というメッセージが表示されます。
そのメッセージをクリックします。
- 「資格情報の入力」のウィンドウが出たら、ユーザー名とパスワードを
すばやく入力して、OKをクリックします。
※ 入力に時間がかかると再度入力を促されてしまいます。
- 「ワイヤレスネットワーク接続」のウィンドウで「接続」の表示が出たら、
ユーザ認証に成功して、正しくネットワークに接続されています。
再接続の手順
- ツールバーの無線ネットワークのアイコンをクリックして、
「ワイヤレスネットワーク接続」のウィンドウを開きます。
「eduroam」のSSIDをダブルクリックすると、自動的にユーザ認証が行われて、
ネットワークに接続されます。
(以前に入力されたユーザー名とパスワードが利用されます。)
トラブルシューティング
- ユーザ名/パスワードが変わったが、資格情報の入力画面が出なくて、
変更できない。
- Windowsのサプリカントは、過去に認証に成功したユーザ名と
パスワードを保持してしまいます。
「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」を開き、
「eduroam」の設定を一旦削除してから、最初からやり直してください。
- 設定、ユーザID、パスワードがすべて正しいのに認証に失敗する。
- 無線LANの電波が弱い場合、1X認証は失敗する確率が高いです。
電波の強い所で認証が正しくできるかどうかを確認してください。
また、無線LANが不安定な場所で一度認証に失敗すると、設定がすべて
正しくても、認証がしばらくの間通らないことがあります。
数分待ってから、電波の強い所で再度試してみてください。
- eduroamの認証に成功し、IPアドレスも取得できたが、
外部のネットワークにアクセスできない。
-
機関によっては、セキュリティ上の理由により、
eduroamによるネットワーク利用をVPNに限定していることがあります。
そのようなサイトでは、所属機関などのVPNサーバに対して
VPN接続を行うことによって、ウェブサイトの閲覧などができるようになります。
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